事業内容
車両引取り
使用済車の引取り業務は、株主でもある輸送会社と提携し、引取り依頼日より48時間以内を目標に集荷作業を行っています。
自動車販売店や大口の引取り要請に応えるため7台積み・5台積み・3台積み、1台積み、不動車対応としてクレーン車などお客様の要望に合わせ車両引取りを行っています。
車両保管ヤード
8000坪を超える車両保管場所には、650台を平置きできるスペースを確保し、「ゆりかご」から「ゆりかごへ」の理念の元、
解体待ちである使用済車も重ね置きせず、「愛車」として思い出の一杯詰まった「クルマ」を商品として最後まで丁寧に保管しています。
前処理棟(フロンガス回収・エアバック車上破壊)
前処理工程では、使用済車を専用の「台車」に載せられます。解体作業に入る前の重要な作業をしています。
- タイヤの取り外し
- 車載工具・ジャッキの取り外し
- 車内から出る「ゴミ」の撤去
- エアコン用のフロンガスの回収。
年式によりCFC(旧タイプ)とHFC(改良型)の2種類のガスを専用のフロン回収機で「専用ボンベ」に回収を行います。
エアバックは、近年の車両にはほとんど装着されています。
10年前の車両などは、運転席エアバックのみが主流でしたが現在のモデルは、7~10個装着された車両もあります。
エアバックシステムには、2種類あり車上展開が出来るものと機械式はエアバック単体を取り外し「指定された業者」に送られ適正処理を行います。
当センターでは、「車上破壊」を実施しています。
解体車両の40%は、エアバックの展開処置を行っています。
液抜き棟(燃料・オイル類・ラジエター液など回収)
使用済自動車の廃油・廃液回収装置「ワンステージドレン」EE670 型の最新鋭設備3機を導入し、「廃油類」は、下から「廃液類」は、上から吸引を行い全ての液体を回収しています。
また、引火性のあるガソリンの回収作業は、タンク内に窒素ガスを注入後抜き取るなど安全対策にも念を入れて作業を行っています。
回収された燃料は「分別」「濾過」「地下タンクでの保管」を行い構内で使用しているフォークリフト・重機の燃料として再利用しています。
反転機1
ホンダエンジニアリング株式会社製の「4R車体反転装置」を導入しています。
前工程で「フロン回収」「エアバック処理」「液抜き」された車両のエンジン・足回り部品などの取り外し作業に活躍しています。
車両のサイドシル部をクランプし、自動車を反転し安全作業の確保と作業効率の両面の効果があり一日20台の作業を行っています。
本体質量 約6,000Kg
操作方法 ペンダントスイッチによる人手操作
可能搭載質量 最大2,000kg
車体反転 0°~100° 速度:100°/10sec無負荷時
反転機2
コベルコ建機製「RE3000T」型、廃自動車反転機を2機導入しています。
エンジン・足廻り部品などを容易に取り外し易く、安全作業にも適しており活躍しています。
乗用車系・ミニバン系問わず作業も出来ます。
1日15台の作業を行っています。
| 本体質量 | 3,000Kg |
| 操作方法 | ペンダントスイッチによる人手操作 |
| 垂直フレーム | 最大2,490cm(車高=タイヤなしで230cmまで作業可能) |
| 車体反転 | 0°~95° 速度:95°/13sec無負荷時 |
ライン作業場
第1リサイクル棟では、使用済車が前工程でエンジン・足回りなどの「鉄類」が除去された車両を「自動車リサイクル法」の31条認定で定められた「銅成分車両重量当り0.3%」を実現する為の作業が行われています。
銅成分の多いワーヤーハーネスやヒーターコアなどは、もちろんの事1台の車両に対し、2名の作業員が「手バラシ作業」にてリサイクル出来るあらゆる「部品取り」を行っています。
「100%リサイクルを目指す」為に「ゴミを出さない」「使えるものは使う」を実行しています。
また、環境・安全の面から「ガス溶接機」などでの解体作業は行わず「油圧カッター」を各セクションに配置し「火力」に頼らない作業に徹しています。
国家自動車整備士2級資格取得者3名が中心となり、1日40台の作業を行っています。
EPリフト作業場
オリオンテクノ株式会社製「コンビニエンスリフト」:OR‐516型を2機導入しています。
国内向け中古部品生産の専用リフトとし、国家自動車整備士2級資格保持者が、品質の高い商品を1日50点の生産を行っています。
質量能力 2,500Kg
操作方法 ペンダントスイッチによる人手操作
揚程 最大1,750mm
上昇時間 約38sec
下降時間 約35sec(2,500Kg負荷時)
300Tプレス
三筒産業株式会社製、横押付サイドプレス機「MKY-53R型」を導入しています。
自動車プレスを主とした金属等を能率的且つ効率的にプレスし、又横押シリンダーを作動する事により、破砕鉄、空き缶をプレスします。
構造概要として
- 本体は、主に、底部、サイドフレーム
- 主押し箱&主押シリンダー
- 横押し箱&横押シリンダー
- 蓋押し箱&蓋押シリンダー
- ゲート&ゲートシリンダー
により構成され、上下・前後・横と3本締めによりスクラップボディをプレスします。
車両の大きさやプレスサイズを調整できる「圧力調整機能」もあり、中型車の平均サイズで70cm×70cm×70cmの大きさにプレスして鉄鋼メーカーに出荷しています。
出荷
プレスされた車両は、自動車リサイクル法に定められた「管理」の下、全部利用31条認定の「エコプレス」は、THチームは黄色、ARTは、赤でマーキングを行い1台毎に管理しています。
自動車リサイクル法に基づき「前処理」から始まった作業はプレスから鉄鋼メーカーに出荷され完了となります。
これまでの工程は、全て「電子マニフェスト」にて管理され、この情報は「自動車リサイクル促進センター」のホームページで確認する事が出来ます。
ご紹介した「工程」を経てスクラップ鉄も鉄鋼メーカーにて「新たな素材」として生まれ変わります。
ショールーム
当センターは、工場建設当初から「見学者の受け入れ」を視野に入れ誕生しました。
「自動車リサイクル法の施行」や「自動車の街スズカ」である事で、多くの方々に今、地球規模で取り組んでいる「環境保全活動」、消費拡大の時代から「循環型社会」への方向転換が必要な昨今の中で、自動車リサイクルを通じ、少しでも「啓蒙活動」が出来ればと考えています。
操業当時から年間2000名の見学者を受け入れ、自動車リサイクルの現場を見ていただき3Rの啓蒙活動を積極的に行っています。
ショールームには、「本田技研工業株式会社」様の好意により新型フィットを頂き、当センターの社員の手によって「カットモデル」を作製し自動車そのものの構造も見て頂けるように工夫いたしました。
また、Aプレス、リサイクル・リユース・リデュース部品を展示しリサイクルの工程や処分方法などパネルにて掲示しています。
国内行き中古部品
使用済自動車から回収したリユース部品を定められた基準に忠実に検品・美化・保管を行いお客様に届くまで丁寧に保管しています。
管理棟に設けられた1階倉庫には、出荷頻度の高い「ボディーパーツ」、2回倉庫には、「エンジン」「ミッション」「補器類」「タイヤ」などどの保管を行います。
自動倉庫には、1万点の在庫を保管できるスペースとして4階建ての自動倉庫用フロアを設置し必要な商品だけが排出できるように保管しています。
これらの部品は、全て「バーコード」により管理されコンピューターにより出荷指示を行っています。
自動倉庫には、1万点の在庫。2フロアに5千点の在庫を保管できるスペースを確保しています。
大型油水分離槽
構内に水路設け全ての敷地内の雨水は、4層油水分離槽を介して隣接する工業団地に設けられた共同分離槽に放水しています。
水質管理は、ISO14001における環境維持活動のなかでも最重要項目と位置付け、自主検査も毎月1回行っております。
隣接する河川は、「ほたるの里」に鈴鹿市から指定され地域である事や近隣地区に「名産伊勢茶」の畑が多く、環境保全に万全を期して対応しています。
排水処理施設
当センターでは、柳河エンジニアリング株式会社に依頼し「排水処理設備」も設置しています。
工場を取り囲む水路と工場内に排水路を設け、油などに汚染された水を排水処理施設に 集め「濾過」してから排水しています。
排水処理設備一覧
| 原水ポンプ | 荏原製作所 | DWV型 |
| PH調節計 | 株式会社トーケミ | NN-100 型 |
| 加圧ポンプ | 株式会社二クニ | 32UP型 |
| レーキ減速機 | 日本電産シンポ | ER型 |
| PACポンプ | 株式会社トーケミ | CM-Z型 |
| 苛性ポンプ | 同上 | |
| 高分子ポンプ | 同上 | |
| 高分子攪拌機 | 同上 | TF型 |
| 濾過ポンプ | 荏原製作所 | DVS型 |
| 逆洗ポンプ | 荏原製作所 | DS型 |
| 急速濾過装置 | 柳河エンジニアリング | 600φ |
| 活性炭吸着装置 | 柳河エンジニアリング | 800φ |
| ブロワー | 株式会社アンレット | BSR-A型 |
| 汚泥槽攪拌機 | 株式会社トーケミ | NKA型 |
| 汚泥脱水機 | 柳河エンジ二アリング | TX型 |
中古部品輸出
第2リサイクル棟は、輸出部品専用の生産工場となっています。
操業当時から多くの国から取引きの要請があり、現在は、主に9カ国と取引きを行っています。
生産された中古部品は、専用在庫スペースに出荷先に分類・保管されています。
また、輸送コンテナの高さに合わせたプラットホームを設置し5台のコンテナが、そのままの高さで荷入れできるようになっています。
月間6~10本のコンテナが、各国に出荷されます。





















